子供が産まれて「お金のプロ(FP)」 に相談して気づいたこと

無料相談のつもりが、突きつけられた「現実」

「育児が落ち着いて、もう少し収入が安定してから考えればいいかな。今は金銭的な余裕もないし……」

そんな風に、ずっと後回しにしていたことがありました。

それは、わが家の**「保険とお金」**のこと。

実は1週間ほど前、オンライン上で「何かが当たるかも」という軽い気持ちで、適当にアンケートに回答していたんです。すると、知らぬ間にファイナンシャルプランナー(FP)さんとの無料相談に申し込んでいたようで……。

先日、実際にそのFPさんとお話をしました。

最初は「何か売りつけられるのかな?」と警戒もしていたのですが、意外にも強引な勧誘は一切なし。その代わりに突きつけられたのは、**「保険の重要性」と「今、この瞬間から資産形成を始めるべき理由」**という、重く、でも目を背けてはいけない現実でした。


1. 「いつか」では遅すぎる。子供ができて変わった私の視点

フィリピンで医師免許を取り、医療の現場を見てきた私は、「備え」の大切さはわかっていたつもりでした。

いつ、どこで自分の身に何が起こるか本当にわからない。考えたくはないけれど、事故で後遺症が残って仕事ができなくなる可能性だってゼロではないし、最悪、死に直面することだってある。

そんな「もしも」の瞬間を、医師として数多く見てきたはずなのに。いざ自分の家のこととなると「今は在宅ワークを始めたばかりだし」「いろいろ忙しいし」と、言い訳ばかりが先行していたんです。

しかし、9ヶ月のわが子の顔を見ながらFPさんの話を聞いているうちに、ハッとしました。

「もし私や夫に何かあったら、この子の未来はどうなるんだろう?」

収入が安定してから、なんて言っている間に、子供はどんどん成長し、教育費のハードルも上がっていきます。新NISAやiDeCoなど、言葉は知っていても踏み出せなかった「資産運用」。プロに診断してもらうことで、ようやく「今、動かないとダメだ」と再認識しました。


2. 知識があるからこそ「第三者のバイアスなし」が効く

自分でも資産形成のことはいろいろ調べていましたし、正直「自分でどうにかできる」と思っていました。けれど、以前読んだ本に**「個人のファイナンシャルプランナーに相談することは大切だ」**と書いてあったのを思い出したんです。

その理由は、**「バイアス(偏り)」**にあります。

自分だけで家計を考えると、どうしても「これくらいなら大丈夫だろう」という希望的観測や、「自分はこうしたい」という強い思い込みが混じってしまいます。医師が自分の家族を診察するのが難しいように、自分の家計を客観的に診ることもまた、非常に難しいことなのです。

今回、FPさんと話して感じた最大のメリットは、自分では気づかない「死角」を指摘してもらえることでした。

利害関係のない第三者が、エビデンス(データ)に基づいて「今のままではここが危ないですよ」と冷静に告げてくれる。このバイアスなしのアドバイスこそが、私にとって何よりの収穫でした。


3. 「相談料」を払ってでも手に入れたい、究極の中立性

ところで、皆さんは知っていましたか?

FP相談には、商品の紹介を前提とした「無料相談」だけでなく、あえて相談料を払って「商品提案を受けない」有料相談という選択肢もあることを。

医師が診察料をいただいて、特定の製薬会社に肩入れせず、患者さんに最適な処方箋を書く。それと同じで、相談料を払うことで「究極の中立性」を買うことができるのです。

「無料で情報を得て、浮いたお金を投資に回したい」という気持ちも分かります。でも、あえてコストを払ってでも「忖度のない、わが家のためだけの戦略」を練ってもらう。それは、情報が溢れかえり、何が正解か分からない現代において、最も賢い投資の一つかもしれません。

もちろん、まずは無料相談で「自分が何を分かっていないか」を洗い出すのも一つの戦略です。大事なのは、**「プロの視点を入れることを怖がらない」**ことなのだと、今回の経験で痛感しました。


まとめ:家族一丸となって、未来への「処方箋」を書く

完璧な環境なんて、どこにもありません。

フィリピンの医療現場で学んだ「命の重み」と、日本で感じる「育児の緊張感」。その両方を知る私だからこそ、家族の未来を守るための「お金」という科目を、もう後回しにはしたくない。

お金の問題をプロと一緒に整理したことで、私の心は驚くほど軽くなりました。

保活や仕事、毎日の離乳食に追われる日々だからこそ、時にはプロの手を借りて、家族の「安心」を形にしておく。

「いつか」を「今」に変えるだけで、10年後の景色はきっと変わるはずです。私もこれから、家族で一丸となって、この未来の地図を大切に描いていこうと思います。

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