消えていく「今」を、形に残したくて。わが子のオーディションに応募。
毎日、わが子の写真を撮っています。 寝顔、泣き顔、何かに夢中になっている横顔。 スマホのフォルダは、気づけば同じような写真で溢れかえっています。
でも、ふと思うことがあります。 子どもの成長はあまりに早くて、今この瞬間の輝きは、明日にはもう過去のものになってしまう。
「かわいいね」と笑いながらスマホを眺める時間は幸せだけれど、それだけじゃ少しもったいないような、もっとこの子の可能性をどこかに刻んであげたいような。そんな、名付けようのない「親の欲」のようなものが、私の中にありました。
迷うよりも、動いてみたかった
今日、私はテアトルアカデミーのオーディションにわが子を応募させました。
芸能界に強い憧れがあったわけでも、将来スターにしたいと熱望しているわけでもありません。ただ、この子の「今」という特別な時間を、プロの視点で切り取ってもらえる場所があるなら、そこへ連れて行ってあげたいと思ったんです。
「応募したところで、どうせ無理だろう」 そうやって勝手に限界を決めていたのは、私の方でした。 でも、誰に頼まれたわけでもないのに毎日必死に育児をしている今の自分なら、もう少しだけ、わが子の可能性を信じて一歩踏み出してもいいんじゃないか。
そう思ったら、自然と応募ボタンを押していました。
親子の「新しい思い出作り」として
合格するかどうかは、今の私にはあまり重要ではありません。 大切なのは、わが子のために、親である私が新しい扉を叩いてみたということ。
もし選んでいただけたら、それは一生の宝物になるし、そうでなかったとしても「この子のために動いた」という記憶は、私の中にしっかりと残ります。
子育ては、迷いの連続です。 でも、たまにはこんな風に、自分の直感を信じて動いてみるのも悪くない。
今この瞬間、この子と一緒に新しい景色を見に行けるなら。 それだけで、応募した価値は十分にあると思っています。



